メディアなどで目にすることが多くなった「AGA」ですが、具体的にどのような症状のことを指すのでしょうか。
この記事では、薄毛に悩む方のために、AGAの症状や原因、治療方法などについて詳しくご説明します。
AGAとは?
AGAとは「Androgenetic Alopecia(アンドロジェネティック アロペシア)」の略で、「男性型脱毛症」のこと。
AGAの特徴は「進行性」ということです。
ストレスが主な原因と言われる「円形脱毛症」などは、一時的な脱毛のため、基本的に髪は再び生えてきます。
しかし、AGAは一時的な症状ではなく、自然に治ることはありません。
AGAは医師の診断のもと、しっかりと治療を行う必要があるのです。
また、AGAは進行すればするほど、治療効果を得にくくなってしまいます。
そのため、薄毛が気になった段階で「早期発見・早期治療」を行う必要があります。
抜け毛や脱毛の進行を抑制したいのか、もう一歩進んでさらに発毛もしたいのか、目的によって医師の処方する治療薬は異なりますが、どちらにしても薄毛は気になりだした時点で対策をするのが望ましいです。
早めにクリニックで相談することをおすすめします。
AGAの原因を突き止めよう
「AGAかもしれない」と感じたら、まずは原因を突き止めることが重要です。
原因によっては、AGAの症状を軽減することが可能な場合もあります。また、日常生活において気をつけるべきポイントを知ることで、治療効果を高めることも期待できます。
AGAの主な原因は以下の2つです。
生活習慣
AGAの原因のひとつに、生活習慣が挙げられます。
心身の健康に関わることが、実はAGAにも影響を与えるのです。
「睡眠」「バランスの良い食事」「適度な運動」は、丈夫な髪の毛を育てるためには必要不可欠です。
また、喫煙や過度な飲酒も、髪の毛に必要な成分を損なってしまうため、できるだけ控えるようにしましょう。
遺伝
AGAは「5αリダクターゼ」と呼ばれる還元酵素が、男性ホルモン「テストステロン」に作用し、AGAの原因物質である「ジヒドロテストステロン(DHT)」を生成することで生じます。
このDHTは、毛根にある「アンドロゲンレセプター」と結合することによって、毛母細胞の活動を抑制し、髪の毛の成長を妨げます。実は、この5αリダクターゼの活性度やアンドロゲンレセプターの感受性の高さは、遺伝により引き継がれることがわかっています。
AGAのGはgenetic=遺伝の略ですので、このことからも遺伝情報が深く影響するだろうことが分かります。
これらの遺伝によるAGA発症リスクは、遺伝子検査をすることで予測することが可能です。
また、効果的な治療薬も予測できます。
そのため、不安な方は早めに遺伝子検査を受けることをおすすめします。
上記2つを普段からきをつけて生活していくことで予防できますので、是非、意識しながら生活してみてくださいね!