ヘアケア

発毛剤と育毛剤の違いとは?

 

近年では、男性だけでなく女性も薄毛で悩む方が増えてきています。

 

薄毛治療として、発毛剤や育毛剤を使用しようと検討している方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

 

そこで、発毛剤と育毛剤の違いについて解説していきます。

 

 

薄毛や抜け毛の原因とは?

 

まずは、薄毛や抜け毛の原因について解説していきます。

 

 

①男性ホルモン 「DHT」

 

 

薄毛や抜け毛の主な原因は、DHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンといわれています。

 

この男性ホルモンが毛母細胞に入り込むと、毛母細胞の細胞分裂を抑制して、髪の毛の成長期が短縮されて、髪の毛が太く長く成長する前に抜けてしまい、薄毛が目立つようになってしまうのです。

 

 

②遺伝

 

 

AGAの主要原因となる5αリダクターゼの活性度と毛乳頭細胞に存在する受容体の数は、遺伝によって決まります。

 

体内の5αリダクターゼの働きが活発かどうかは、父方母方に関わらずどちらかの親がその素養がある遺伝子を持っていれば子供に遺伝する可能性があるのです。

 

 

③ストレス

 

 

心理的ストレスは、毛髪にも悪影響を及ぼすのです。

 

過度なストレスは、ホルモンのバランスや自律神経の乱れを起こします。

 

自律神経の乱れによる血管の収縮は、頭皮への血流も悪くするので、髪の成長に必要な栄養を送れなくなるのです。

 

その結果、毛髪の成長を妨げて薄毛や抜け毛を進行させる原因となってしまいます。

 

 

④食生活

 

 

食生活でも薄毛や抜け毛が進行してしまう要因があるのです。

 

高カロリーなものや脂肪分を多く含んでいる食べ物を摂りすぎると、血液中のコレステロールが増えて血流が悪化します。

 

血流が悪くなることで、髪の成長に必要なタンパク質など栄養素の補給がうまく行き渡らなくなってしまいます。

 

肉など動物性食品が中心の食生活は、皮脂や男性ホルモンの分泌を促進して、薄毛や抜け毛になってしまう原因となるのです。

 

 

発毛剤と育毛剤の違い!効果や成分

 

 

 

発毛剤とは?

 

 

発毛剤は、毛包を活性化させて、新しい髪の生成を促します。

 

血行を促進させて細胞に栄養を行き渡らせて、発毛を促進するのです。

 

つまり、新たな毛を増やす効果が得られます。

 

発毛剤には、「ミノキシジル」といわれる、厚生労働省が発毛効果を認めた有効成分が含まれている医薬品です。

 

このミノキシジルは、発毛剤にしか入っていない成分となります。

 

ミノキシジルは、日本で唯一髪を生やす成分の外用薬として認可されているのです。

 

ミノキシジルは、毛包を活性化させる効果により、新しい毛を増やします。

 

 

②育毛剤とは?

 

 

育毛剤とは、毛髪の成長を促すための薬です。

 

主に頭皮の血行を促したり、栄養を補ったりして頭皮環境を改善して、今生えている髪の毛を維持するはたらきがあります。

 

育毛剤は、頭皮環境を改善して、頭皮トラブルから起こる薄毛や抜け毛を予防する効果が期待できるのです。

 

育毛剤は、医薬部外品となるため効果の即効性はあまりありません。

 

また、副作用も医薬品とは一部違うといった特徴があります。

 

 

発毛剤と育毛剤の違いとは?まとめ

発毛剤と育毛剤の違いについて、お分かりいただけたでしょうか?

 

薄毛や抜け毛などは、早めの治療が有効ですので、ぜひ、自分の症状や用途にあった治療薬を選んでみてください。