薄毛に悩む女性は少なくありません。以前と比べて髪のボリュームが減ったり、頭皮が目立ったりといった変化は薄毛のサインと考えられます。
ホルモンバランスの乱れや血行不良など、女性の薄毛が起こる原因はさまざま。
本記事では、女性の薄毛が起こる原因や対策方法の他、紹介していきます。
女性の薄毛の原因
・女性ホルモンの乱れ
びまん性脱毛症は30代後半から発症する女性が多いといわれていますが、若い方でも睡眠不足による自律神経の乱れ、偏った食生活、過度なダイエットなどにより女性ホルモン分泌のバランスが崩れることで引き起こされます。
これらが原因となり、必要な栄養が毛髪まで行き届かないのです。
また、出産後の薄毛は「分娩後脱毛症」の可能性も人によってはなることも。
・加齢による女性ホルモンの分泌量の変化
年齢を重ねることで女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌が減少し、発毛サイクルが乱れることもびまん性脱毛症の原因になります。
女性の薄毛対策
1髪を洗い過ぎない
頭皮は髪を生やす土台となるため、清潔に保ち、髪が育ちやすい環境に整えることが大切です。
しかし、頭皮のベタつきが気になるからといって1日に何回も髪を洗うのは、皮脂を落とし過ぎて頭皮の乾燥を招くため逆効果になってしまいます。
また、頭皮が乾燥しがちな人が洗浄力の強いシャンプーを使うのも、乾燥や頭皮のダメージを悪化させてしまうためおすすめできません。
抜け毛が気になる時はアミノ酸系の洗浄成分を配合したタイプなど、頭皮に優しい低刺激のシャンプーを選びましょう。
その他、洗髪の前にブラッシングをして汚れを落としておくのも大事なポイントです。洗髪時にはシャンプーを手のひらで泡立ててから、指の腹で優しく洗うように心がけが大事です。
2頭皮マッサージ
頭皮マッサージは頭皮を柔らかくして血行を促すため、髪に必要な栄養が届きやすくなります。
血液は心臓から末端へと流れているので、頭皮マッサージをする前には首や肩まわりからマッサージをし、血液を流れやすくなりますよ。
また、紫外線対策にも気をつけ日傘や帽子などを使った紫外線対策を忘れずに行いましょう。
3生活習慣・食生活の改善
睡眠不足やストレス、飲酒、喫煙なども抜け毛の原因となるため、生活習慣の見直しも大切です。髪を作る細胞は寝ている間に作られます。
そのため、6時間以上の睡眠をとり、髪の成長サイクルを整えてあげましょう。
また、毎日の食事では髪の成分となるアミノ酸やタンパク質、髪の成長を助けるビタミンやミネラルなどを積極的に取り入れるのが理想的。
ダイエットなどの過度な食事制限は、髪に栄養が行き届かず細毛を招いてしまいます。
無理をせず、バランスの良い食事を心がけましょう。
まとめ
女性の薄毛の大半はびまん性脱毛症ですが、徐々に症状が進むため、気づかないまま薄毛が進行してしまう人も少なくありません。
自分の状況を正確に把握し、それに応じた改善方法を選択するようにしましょう。